【宗教】聖地エルサレムって？/3つの宗教の聖地
「"聖地エルサレム"って名前は聞いたことあるけど、実際なんの聖地なの？
ていうか宗教ってなんなのかいまいちよく分からない🤔」
今日はそういう人向けの記事。
エルサレムは、3つの宗教の聖地と言われています。
今回は、その3つの宗教について簡単に説明していきたいと思います。
まずはじめに言っておきたいことはこの3つの宗教は全く関係のないものではなくむしろ同じ神を唯一神としているということ。
つまり信じている神は3つの宗教で同じなのです。
それを踏まえて、ではユダヤ教から見ていきましょう。
1.ユダヤ教
ユダヤ教の聖典は旧約聖書(詳しくは2.キリスト教で説明します)です。
聖書を読んだことあるという人は多くないかもしれませんが、アダムとイブ、ノアの箱舟、海を割るモーセの話は知っている人が多いのではないでしょうか😀
それらを含む聖書とは何なのか、大まかに話を分類すると、
となります。
そう、聖書とはユダヤ民族の歴史について書かれているのです。
なので、ユダヤ教とは宗教であり、また民族と切っても切れない関係にあるのです。
そしてこのユダヤ民族がかつて2回も神殿を建てた場所、それがエルサレムです。
2.キリスト教
ユダヤ人である神の子イエスキリストが、神を信じて祈りをすればユダヤ人でなくても救われるという思想を説き、それを弟子たちが広めたものです。
ユダヤ人こそが選ばれた民族であるという考えのユダヤ教とはここが違います。
また、"新約"とはイエスキリストが生まれた後の新しい契約について書かれたもので、この呼び方自体キリスト教のものとなっています。
キリストはローマ帝国の権力により十字架で処刑されてしまいます。それがキリスト教といえばという十字架のマークになっているんですね。
しかしその後キリストは復活し、様々な奇跡を地上に起こします。
その、処刑された場所そして復活した場所こそがエルサレムであり、キリスト教の聖地となっています。
3.イスラム教
コーランは最後の預言者と言われるムハンマドを通して神が説いたと言われる教えが書かれており、イスラム教の人はこれを守っています。
また、ムハンマドに語りかけた天使はガブリエルという天使で、キリスト教でイエスキリストの母に当たるマリアに語りかけたのも同一の天使です。なのでイスラム教は聖書も重要な書物として大切にしています。
つまりこの3つの宗教は全て繋がったものなんですね。
また、ムハンマドは最後ガブリエルとともにエルサレムから天に昇っていったと言われており、その時乗っていた馬の蹄の跡が付いているという岩が黄金のドームに保管されていると言われています。
なので黄金のドームは岩のドームとも呼ばれます。そしてエルサレムが聖地になっています。
・・・1つ1つの宗教について１つの記事では丁寧に説明しきれないですね。
しかし、それぞれの宗教にとってエルサレムがとても重要な地であるという事がわかって頂けたと思います。
それぞれの宗教について詳しくはまた別の記事に書きます。
まとめ
3つの異なる宗教の大切な場所がエルサレムです。それ故にエルサレムをめぐる争いは今もなお絶えていません。私たちは聖書から始まる壮大なストーリーの中に今も生きているのです。
そう考えると、日本人だからといって無視できるような話ではありませんよね？🤔
多くの国の多くの人を巻き込むこの問題だからこそ、偏見や拒絶の目を持たず、世界の宗教の問題に目を向ける人が増えて欲しいと思っています。
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